マロりん日記-Marrorin Diary-

ブラウンのトイプードル、マロンの暮らしを不定期更新

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4日間を振りかえって【あとがき】

検査のあと、翌日の昼ごろまでマロンは少しダルそうにしていましたが、そのあとはすっかり元気をとりもどしたみたいです。

鼻血もすっかり止まったようで、ブルブルした後に鼻を拭っても透明なシミがつくだけになって、私たちもようやく安心できるようになりました。

数日後、かかりつけの先生から連絡があり、大学病院から結果を聞いたとのことで、よかったですねと言われました。

ただ、やはり血液凝固の検査はあらためてやったほうがいいそうで、ごく細い注射の針の穴では止血できても、鼻の粘膜のようにずっと刺激を受け続けている箇所だと止血に時間がかかる場合もあり、一概に正常だとは言い切れないらしいです。

とはいえ、マロンは当分病院はいやでしょうから、検査は1ヶ月後くらいでいいとのことなのでそれまで休ませてあげるつもりです。

そして不思議なことに今回の騒動後、あれほど頻繁だったくしゃみや逆くしゃみ、寝ていると水溜まりができるほどの鼻水がかなり減ったようです。
やはりあれらは何らかの症状であり、悪い意味での集大成としてあの鼻出血が起こったのではないかと思えるのです。
今となっては治ってくれたならそれで良いのですがね。


今回は知識ばかりが先走りして、腫瘍、余命、治療方針、と私たちは勝手に右往左往したわけですが、普段は目を背けて考えまいとしていたマロンのこれからを考えるには良い機会になったと思えます。

また、かかりつけの先生にも言われましたが、大学病院のCT検査が4日後という直近に予約できたことはとても幸運なことでした。
得体の知れない病に怯える日々が少なく済んだのは私たちにとっても救いでしたから。あのまま2週間など待たされていたら胃に穴が開いていたかもしれません。(いや、本当に笑)

病院から戻って、両親とピッピとあんこの遺影にもたくさんありがとうを言いました。これからも私たちを見守っていてくださいと。

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犬の鼻血は危険、というネットでの情報が多い中、今回は幸いにも(?)原因不明という結果に終わりましたが、もしまた再発するようなら今度は鼻腔内視鏡のある首都圏の病院で再検査を受けるべきかなと思っています。

地方を腐(くさ)するつもりはありませんが、やはり動物医療でも首都圏のほうが選択する大学病院もいくつもあるし、検査専門の施設(検査のみなのであまり待たずに予約が取れる)もあり、どこも神奈川の家からさほど遠くなく行けます。
各診療科の専門医もあちこちに複数いて、どの病院のどの先生を受診するか選択することもできます。

今回CT検査を受けるにあたり、一番近い大学病院(県内でCT、MRIがあるのはここだけ)に行くためには高速道路を使い、時間もお金もかけなければ行けないのだとあらためて知りました。


シニアとなったマロンを岩手に連れてくることで、医療の問題というのが一番気がかりでした。
やはり地方はまだペットに関して首都圏ほどは理解が進んでいないように思え、医療設備も心許ない部分が大きいからです。

もちろんまわりの獣医さんはみな真摯に診察に取り組んでいらっしゃいます。
今回もかかりつけの先生は私の意向を汲んで迅速に予約を取ってくださり、本当にありがたく思っています。

しかし、診察頭数の差が絶対的である(こっちの病院は大抵それほど混みません)以上、経験値の差も否応なく生まれると思いますし、ましてや地方では高度な検査や医療を望む飼い主も少ない(※先生の談です)となれば、今の現状も致し方ないのでしょう。

ただ、頭数が少ないことも一概に悪いことばりではないと思えるのは、近くに家まで往診してくれる病院が何軒もあること。
なかには無料で往診に来てくれる獣医師もいらっしゃいます。
神奈川の自宅付近では往診してくれる病院は稀でしたから、通院がペットの負担やストレスになったり、ターミナルケアを望む場合にはとてもありがたいと思います。

要するに、首都圏には首都圏の、地方には地方の良いところがあるということなのでしょう。
どちらかを選択できる環境にあるうちは、両方の良い部分からなるべく後悔の少ない道を選んでいけたらいいと思います。


どんな時でもペットを守れるのは飼い主だけです。
私たちが考えて、選んで、マロンにとって一番良いと思える選択をしていけたらいいな、と。
また、これからの毎日をより大切なかけがえのないものとして、日々過ごしていきたいと思っています。


私の文章力が足りなく、やたらに長い記事になってしまいました。
長々とおつきあいいただき、ありがとうございました。

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嵐のような4日間【4日め-後編】

「細かいところまでよく見たのですがこれといった異常はありませんでした。」
詰めていた息が安堵のため息になって漏れた。
「腫瘍の所見もないし、異物も見あたりません」

電話口の私を見つめる夫の不安そうな視線を感じて、早く無事な結果を伝えたかったが、先生の話はそのまま続く。

CT撮影と内視鏡(鼻腔内視鏡の設備が無いので一番細い内視鏡を使い鼻の穴側からと口の中側からの撮影)をしたが、いずれも異常は見つからず、よって生検も行わなかったとのこと。

こんなことって、あるの?
だって、あんなに何もかもが悪い兆候を示していた。
半年前から増えた鼻水、ここ数週間特に頻繁だったくしゃみ、そして安静時にも突然起こる逆くしゃみ。
ついには3日間止まらない不気味な鼻出血。
すべてが重大な病のベクトルに向いていたのに。

奇跡、そんな言葉を信じたくなった瞬間だった。

先生との電話を終えすぐに傍らの夫に最高の報告をする。
彼もここ数日不安に耐えていたのだろう、安堵した夫の目がわずかに潤むのを見て私まで涙腺が緩む。

スタバでいい歳した男女が目をウルウルさせてる場面なんて、もし自分が他人だったら格好の笑いのネタだったろう。
でも、ただ嬉しくて。
マロンとこれからも一緒に暮らしていけるのだ。

病院へ戻り、画像を見ながら先生の話を聞く。
電話での話の通り、マロンの鼻腔の骨はきれいな輪郭となって映っていた。もやもやした箇所も無い。

鼻腔の一部に内視鏡が届かずに撮影できない部分があったそうだが、CTでは異常は見えないので恐らく問題はないだろうとのこと。

他にも胴体部のCTも見ながら説明を受ける。
腎臓に小さな結晶がいくつかあるが年齢を考えれば正常の範囲であり、他の臓器もこれといった異常は見当たらない。

腫瘍どころか、14歳のわりにはとても健康であるとのお墨付きをいただいた。
健康じゃなさそうだから検査を受けたのにおかしなな話だとも思えたが、素直に嬉しいから良しとしよう。


肝心の鼻出血の原因だがハッキリわからないらしい。
内視鏡で撮れなかった部分に異物があった可能性もわずかにあるし、何らかの原因で出血したものが血液の凝固に問題があって止まらなかったのかもしれない。
ただ採血で穿刺した際の止血時間は正常だったので、凝血にそれほど重大な問題があるとは思えない。
(これについては引き続き懸案となった)

要するに、結局原因はわからずということだ。

でも、不思議に今回に限ってはそれでも良かったと思えた。
ただひたすらにマロンの鼻血を拭いながら不安を抱えて、何を食べても味のしなかったこの4日間を考えれば最高の結果ではないか。

血液結果の結果と内視鏡の画像、レントゲンとCTデータの入ったDVDを受け取り、マロンと再会する。
マロンは少し動きが鈍いもののいつも通りもがきながら助手さんに連れられてきた。

よくがんばったね!
そう声をかけながら抱きしめたマロンが、いつもの何倍も愛おしく思えた。
さあ、おうちに帰ろう!

長かった4日間が、ようやく終わろうとしていた。


もう一息。
あとがきへつづきます

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マロン ♂ 
2002年1月生まれ

夫婦と一匹暮らしです。
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